南アフリカ共和国ダーバンで開かれた第２９回世界遺産委員会で北海道の『知床』が新たな世界自然遺産として登録されることが決まり、平成17年７月17日付けで登録されました。

明治１１年（１８７８）に札幌農学校の演武場として洋館が建造され、その後、明治１４年（１８８１）に設置された時計台は、札幌市民に時を伝え続けてきたまちのシンボル。北海道札幌の都会の喧騒のなかに、往時と変わらぬ心地よい鐘の音を今日も響かせている。

北海道の阿寒湖畔の温泉街にある「アイヌコタン」は、戸数36、約130人が暮らす北海道内最大の村（コタン）です。ここではアイヌ民族の歴史と文化、生活を知ることができます。国の重要無形民俗文化財「アイヌ古式舞踊」の上演や、伝統的な民族楽器「ムックリ」作り、刺繍体験ができます。冬には、自分で制作したかんじきで森を散策する体験プランも実施。アイヌ生活記念館では、説明員の解説を聞きながら、自然を敬いながら暮らす北海道の先住民族の大いなる知恵を知る事が出来ます。

ラベンダーの森では、森の中にあるラベンダー畑を始め、周辺森林内の散策ができます。コルリなどの野鳥やエゾモモンガ・エゾシカを始め多くの動物が共生し、池には１，０００匹ほどの金魚が生育しています。森林内の道沿いにはエゾムラサキ・ツツジ・ツリバナ・ドウダンツツジなど植裁されています。
また、樹齢６０年を越えるカラマツが約３００本生育しており、その奥には、昭和６０年に植裁されたアカエゾマツやカツラなど５種類の樹種が「市民の森」として育成しています。

北海道のニセコ地区は、雪国北海道のなかでも特に雪が多い豪雪地帯で、東洋のサンモリッツと言われています。しかも、真冬の雪質は雪玉を作れないほどさらさらです。この雪の量、雪質の良さ、そしてスキーに適した地形という環境が、ニセコワイス、ニセコひらふ、ニセコ東山、ニセコアンヌプリ、ニセコモイワ、ニセコチセヌプリのスキー場が集まる北海道有数のスキーエリアを生みました。各スキー場は例年11月下旬ごろから5月の連休ごろまでの期間、多くのスキー客で賑わいます。

歴史の重みを感じさせる、重厚な石造りの倉庫群が建ち並ぶ落ち着いたたたずまいは、小樽の昔の面影を残しています。
南側には御影石をイチョウ模様に敷きつめた散策路が設けられ、夕暮れ時には30基余りのガス灯がぼんやりと灯りロマンティックなデートスポットとなります。その景色を見に来る観光客もたくさん訪れます。

北海道の層雲峡氷瀑まつりは、大雪山国立公園、厳寒の層雲峡の自然を背景に雪と氷の天恵を生かし、母なる石狩川源流の清水を幻想的に想像した氷の異次元世界です。
層雲峡のロマンとエネルギーを結集したもので、昭和51年から開催され今年で第33回を迎え北海道を代表するイベントの一つとなっています。

函館山山頂展望台からは、函館市街はもとより、北方向には大沼公園背後に美しくそびえ立つ駒ケ岳、東方向には活火山である恵山（えさん）、また天気が良いときは遠く、青森・下北半島までも一望することができます